2007年02月25日

新書の氾濫


スケッチは3分
自転車で痩せた人
新書365冊
使える新書
使えるレファ本150選


去年3社の版元から新書の創刊がありました。

ソフトバンク、幻冬舎、朝日

毎月各社から出る新書を20坪の小さな本屋でまともに仕入れると
新書平台に全て縦差し陳列しても追いつかない状況です
既刊本などは売れ筋以外まともに店頭に置けません。
次の新刊が出れば即返品です。

仕方がないのです
なにしろもう何社から出ているのかわからない
岩波、中公、講談社、筑摩、集英社、光文社、祥伝社、KKベストセラーズ、PHP、青春出版、角川、文春、NHK、平凡社、宝島社、洋泉社
そして前出の三社、いやまだまだあるはずです。
さらに中公ラクレ、ちくまプリマー、講談社+αなど一社から複数のシリーズを出しているところも
毎月100冊以上出ているとか・・・
こんなサイト新書マップもあるぐらいです。

本来新書の役割は「教養」に気軽にふれるためのものであったはずですが
今では、最近の流行を素早く2時間でチェックするための小冊子に変わりつつます。
だったら文庫やムック(不定期の雑誌、サイズは色々ある)で良さそうなものです。

こうなるともはや単なる情報です
昔は新書の名著、定番というものがありましたが、
最近はベストセラーはあっても、10年後も残りそうなものはありません
小説と違って、あるテーマで書き下ろしたのが新書ですから
ひとつの新書が売れたら各社みんなそのテーマ、ジャンルで出しちゃうのです

これでは新書というジャンルがそのものが消滅するのではという気がします。
文庫との違いがわからなくなっているからです
各社毎月一冊だけという取り決めにできないものでしょうか
書店員なら賛同してくれるはず

とはいえ書店側も偉そうなことはいえません
氾濫しているなら選書すればいいようなものですが、
とても全部チェックできません
そんなことが可能なのは宮崎哲弥ぐらいでしょう。
こちらは発注するだけでも一苦労です。
ただ、このジャンルのもなら手堅く売れるというものがあります。
特に「日本語」「宗教」
「日本語」は日本語の歴史や成立、漢字と日本語の関係あたり
「宗教」は仏教それも空海か親鸞ときどき禅、神道
いずれも古代史と絡めているので歴史好きな読者層も取り込めるところがミソ
「古代史」も売りやすいですね
まあ、単にパルナの店長がこのジャンルが好きだというだけかもしれません
あとは今流行の作家、斉藤孝、樋口裕一、養老孟司あたりか
Web2.0は佐々木俊尚氏以外は当たりはずれが大きい。
格差・下流関連ももはや飽和状態
このジャンルは大きく分けて二つあるのですが、
今時の若者を論じたものとその若者を生み出した社会と彼らを搾取する企業について論じたもの。
いずれにせよ各社出し過ぎて何が何だかわからない状態です。
パルナの格差・下流コーナもひたすら拡大してどれを返品するかが課題となっています。
どうせならちょっと流行を外して
「スケッチは3分」「自転車で痩せた人」などは帯も工夫も面白く
著者の自転車に乗る前・乗った後の写真になっており楽しいです。

気をつけないといけないのが「対談もの」
対等な立場同士の対談ならいいのですが、
どちらかが相手の後輩だったり、ファンだったりすると
ひたすら「ごもっともごもっとも」のおべんちゃらで終わってしまうものもあります。

いろいろ新書にケチをつけましたが
こんなコラムをわざわざ書くということは私自身、新書好きなのです。
どれを買ったらいいか迷ったら
「新書365冊」 「使える新書」 「使えるレファ本150選」のようなガイド書をオススメします。
パルナでも「新書はどこまで使えるか」をテーマにコーナを作ったことがありました

10年後も定番、参考図書として残るような新書をご紹介していきたいと思います。
あとは異色もの変わり種みたいなものも
posted by パルナ書房 at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 本屋稼業〜雑感

2007年02月21日

吉田豪〜最強のインタビュアー

あのムツゴロウさんに買春した話をさせた男
さらに動物王国に紛れ込んだ詐欺師を原野に捨てた話まで!

小林亜星からは三度も淋病に罹ったという恥ずかしい話を引き出し
さいとう・たかおには学生時代女教師を集団レイプしようとした悪行を告白させた男
金田正一は「昔はよく石原裕次郎と力道山と三人で路上でカーレースをやった、あのころは車にひかれても、ひかれた方が悪い時代だったから」などと言わせてしまう。

吉田豪の手法は、
インタビューの前に古本やインターネットで調べつす
それはもう実に徹底していて
数十年も前に出した自叙伝みたいな古本まで読み込むものだから
それを書いた本人にでさえ覚えてないこともたびたびある
取材前にはもう相手のこと全部知ってるの
既に知ったいることを絶妙なタイミングで切り出し、
相手に思わず告白させる、
本人も忘れていたようなことまでしっているものだから
だんだん嬉しくなって調子に乗り、言っちゃまずいことまで話しちゃう

対談者は吉田豪の手のひらの上で、ただ踊らされているだけ
こんな具合である

吉田「ちなみに大学一年の初体験の相手も街婦だったそうですね」
亜星「え、そんなことまで知ってるの?」
吉田「当時の週刊誌にはっきりそう答えてましたよ」
亜星「それ、カミさんにも言ってないよ・・・実はそうでした」

で後日、後悔して
時には誘導尋問だとボツになることも

吉田豪は大物芸能人を調子に乗せて過去の非合法ネタを暴露させるなど
吉田豪にとっては朝飯前
紙のプロレスやサブカル、アングラ系の雑誌に連載しているため
知らない人も多いことでしょう
実に残念
そのインタビュー内容は不愉快に思う人も多いかもしれない
しかし、彼の取材前の事前調査、発言の引き出し方など
ビジネスにも応用が利くのでは
特に営業やセールス、マーケッティングのビジネスをしている人など
薄っぺらなビジネス書を読むよりよっぽど役に立つこと間違いなし

ライターやインタビュアーなどという肩書きを持っている人は
絶対必読!
彼の爪のあかを飲みたくなるか、商売替えしたくなることでしょう

アングラ好きにはたまらないライターですが
彼の本はすぐ絶版になるので見つけたらさっさと買いましょう

あ、ちなみに冒頭のムツゴロウさんの話は本書への掲載は断られたとで
残念ながら載っていません
ムツゴロウさんも乗せられちゃったんですね(^_^;)

男気万字固め

著者名:吉田豪(著)
出版社:幻冬舎
出版年:2007.02
ISBN :9784344409194

posted by パルナ書房 at 15:25| Comment(2) | TrackBack(0) | サブカルチャー

2007年02月19日

藤井邦夫の時代小説

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神隠し KKベストセラーズ
辻斬り 双葉社
影法師 二見書房
ほんつなの読者はどんな年齢層でしょう?
比較的若いように感じますが
時代小説を読む人はいるのかな?
時代小説の世界は御三家
司馬遼太郎、池波正太郎そして藤沢周平
という10年以上前に亡くなった大作家が未だに売れ続けている
出版業界にとっては大変貴重な分野です

司馬遼は歴史小説作家といった方が適切かもしれません
司馬史観なんて言葉もあるくらいです。
歴史エッセイもよく出ます
先日紹介した「坂の上の雲」など若い読者が今もドンドン買っていきますよ
特に若い人は幕末物が好きみたいですね
戦国物も含めるとパルナで司馬遼が売れない日はありません
いったいいつまで売れ続けることでしょう。
あの松本清張でさえTVドラマで掘り起こし
ドラマが終わったら売れなくなるというのに・・・
しかし新刊が出ないためか(亡くなっているので)
片隅で日焼けさせてる書店が結構多いのです
残念に思います

最近では佐伯泰英、鈴木英治、鳥羽亮
女流では藤原緋沙子か
徳間書店が力を入れている荒崎一海は女性か?
新しい作家がどんどん生まれており
特に佐伯泰英は何点もシリーズを同時に刊行している化け物作家です

パルナは時代小説に力を入れており、
私もかなり詳しい方だという自負があったのですが・・・

前置きが長くなりました
先日の日販会の二次会で祥伝社のM氏とkkベストセラーズのK氏とお話する機会がありました
最初の内はパルナの宣伝用の店内写真で懇談していたのですが
時代小説にも力を入れてるよと私が話すと
K氏が藤井邦夫という新しい時代小説作家の非常に興味深い話を教えてくださいました

藤井邦夫は現在三点のシリーズを出しており

kkベストセラーズの「秋山久蔵御用控」
双葉社の「知らぬが半兵衛手控帖」
二見書房の「柳橋の弥平次捕物噺」

この三点シリーズのそれぞれの主人公がリンクしているというのです。

「秋山久蔵」は南町奉行所与力で通称“剃刀”久蔵
「半兵衛」は北町奉行所臨時廻り同心で 人情裁きの半兵衛
そして最後の柳橋の弥平次
なんと上の二人の下で動いている岡っ引きなのだというのです
南町奉行所と北町奉行所は別の組織ですから当然対立関係にあります
警視庁と警察庁の違いのようなものかな?
同時代の対立する奉行所の人物をそえぞれのシリーズに書き分け
その下で働く岡っ引きまで絡ませるとはお見事
三つ巴のこの三人の物語
話を聞いた翌日にはPOPを書いてしまいました。

さらにそれを聞いた祥伝社のM氏は
4月にうちも藤井邦夫の新シリーズを出すとか

この物語、いったいどんな結末を迎えることでしょう

時代物好きなら絶対必読!

藤井邦夫注目の作家です。


追伸
双葉社様
お願いだから「投げ文」早く重版してください
パルナの読者様が待っておられます
posted by パルナ書房 at 18:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 時代小説

2007年02月18日

「性愛」格差論

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「性愛」格差論
腐女子化する世界

希望格差社会、下流社会がベストセラーとなって以来
ここ数年、格差社会をテーマとした新書が毎月のように出版されています

東大生の親の平均年収は1000万以上

高学歴の家庭ほど収入が多く
家庭の収入が高いほど子供の進学率も高い
バブル崩壊以降の就職難で進学率と就職率の格差が拡大
正社員とフリータの収入の格差が生まれ
その結果、格差の固定化、世襲化が進んだ

さらに将来の夢や希望そのものに格差が・・・
一億総中流社会はもはや遠い昔

恐ろしいような話ですが、
私も書店経営のなか、いろんな局面で(スタッフの面接等)
そのような社会になったことを実感します

付け加えて
高学歴、高収入者ほど結婚率も高いとか
実際、書店人の低所得と未婚者の多いことを業界人のみなさんはご存じのはずです

しかしちょっとまわりを見渡してみると
高学歴高所得者でありながら異性と縁の少ない人たちがおられないでしょうか?
私の周りには理系の超高学歴の男性が多いのですが
就職先の縁は多いのに女性の縁は少ない方がたくさんおられます
スタッフに理系の国立大学生がいますが
クラスメートはみんな女性と縁がないと笑ってます

一方で街を歩けばおよそ学歴が高いとは思えないようなイナセなお兄さんが
素敵な女性を伴って歩いていたり・・・

社会を性愛という別の角度から見たとき
収入や学歴だけでははかれない幸福度があるのでは
そのモテとモテない格差
幸せとか何か

「社会的ひきこもり」の著者で精神科医斉藤環が
「負け犬の遠吠え」の酒井順子の質問に答える
対談形式で展開しています

オタクとヤンキー文化の普遍性
女医と看護師との関係

腐女子の存在

おっと思ったのは斉藤環の態度
酒井順子の質問に必要以上にくどいほど懇切丁寧に解説しているところ
その気の使いように彼自身がオタクなんだな〜女性が苦手なんだなと
書き下ろしではわからない対談の面白さですね

ただ新書一冊では語り切れていないようです
ヤンキー文化、だけでも一冊書けそうです。

例えば腐女子の存在は日本だけなのか?
欧米では?アジアでは?

ぜひ続編を出して欲しいものです
対談者を変えてもいいかも
ダメンズウォーカの「くらたま」なんか面白そうです

どうですか中央公論新社のH君!
posted by パルナ書房 at 14:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 今週の書棚

2007年02月17日

不二家とあるある

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組織行動の「まずい!!」学
失敗学の法則 決定版
「失敗学」事件簿
そんな謝罪では会社が危ない
「発掘!あるある大事典2」の番組捏造問題と不二家の期限切れ原料の使用問題

JR脱線事故や雪印の事件もまだ記憶に新しいというのに
ここ数年この種の事故の多いこと

先日祥伝社からこの事件を教訓にしたフェア案内が届いたので
失敗学とあわせてひと棚作ってみました
さすがにお客様も関心が高いのか売れ行き上々です

なぜ事故は起きるのか
「組織行動の「まずい!!」学」

失敗から何を学ぶのか
「失敗学の法則」

それでも失敗したらどういう対応をするべきなのか
「そんな謝罪では会社が危ない」

私の実感では
失敗後の対応で最悪なのが
三菱自動車のリコール隠し、雪印、シンドラー社(エレベータ)

失敗後の素早い対応で企業の信頼を逆に高めたのが
松下電器でしょうか
石油暖房機の事故ではCM、新聞等の徹底したリコール対応が
他社との対照をなし社長の中村邦夫氏は本まで出しています

問題の根が深いなと思ったのが
「発掘!あるある大事典2」の関西テレビ
下請けの番組制作会社に丸投げと視聴率至上主義の構図は他局も同じでしょう
他局の報道がこの問題をどのように伝えているのか、
ニュース番組がある時間帯に帰れない私は知りませんが
ニュース番組自体が制作会社と共同で作られている場合
あまり深く掘り下げてこの問題を追求できないのではと

本質的な構造が変わらない以上
同じような事件が繰り返されるように思います
posted by パルナ書房 at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の書棚

2007年02月16日

どん底〜そのまんま東(東国原英夫)

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宮崎県の東国原英夫新知事が今日、所信表明されたとか
副知事人事問題では色々迷走し大変だったようです
それにしても政治音痴の私には、
あのそのまんま東が当選するとは思いもよりませんでした
政治家希望の噂やそのために奥さんと別れた話は聞いていましたが
まさか本気とは・・・

さて彼が10年近く前ある不祥事を起こしたのは覚えておられるでしょうか?
いわゆる「渋谷イメクラ事件」とか「淫行事件」
といわれた事件のことです

その当時の有り様を書いて2000年に発行した「どん底」が
今回知事当選祝い?で新装版として出版
際物好きにはたまらない一冊です←ほんとか

この手の本は見つけたら

即!買う

即!電車で読む

ことが肝心です
旬の物ですので、時間をおいてしまうと二度と手にすることがなくなります

ちょっとセンセーショナルなPOPを書いてみました
実際には逮捕されたわけではなかったようです
写真のPOPには訂正が必要ですね
posted by パルナ書房 at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の書棚

2007年02月15日

壬生浪士参上

しつこい雨でした
なんだか一日じっとり
夕方には雨は上がったはずなのにいつまでも路面は濡れたまま
暖かくて春のよう
花粉もさぞかし飛散したことでしょう、目がしょぼしょぼしております

湿度が高いとパルナの店内もムッと熱気が
なんだか今日はなつかしい臭いがしました
お魚です
お隣が中央市場なので長靴をはいたおじさん達が
何ともいえないあの魚屋さんの臭いをさせていらっしゃいます

昔、まだ市場が元気だった頃、
毎朝パルナの店内はお魚屋さんの臭いで充満していたものです
最近はそのようなことも滅多にないのでちょっとなつかしい気分でした
今日は久々に昔のような売上げがと期待したのですが
こちらはあまり関係がなかったようです

さて夜、恐れ多くもS舎の令嬢が来店され3月の新刊の話をあれこれ・・・
江戸の絵画が贅沢にフルカラー満載の魅力的な書籍です
大江戸カルチャーブックス
伏せ字にした意味がありませんね63916
詳しい資料がでそろったらまたご紹介しますが
パルナは本気でフェア展開したいと思います
予約したい方は是非店頭までお問い合わせください

とそこへ、壬生浪士殿が登場!!

どうやらコメント責めが効いたようです
ああ、ほんつなをはじめてよかった
念願の口頭注文が実現できました63733

三人で京都本を囲みあれやこれやと小一時間
次第に零細書店と零細版元の悲哀からひがみへと発展
傷の舐め合いとなってしまいました
しかしよく考えてみるとご令嬢も営業より酒席で会うことの方が多い・・・
版元のパルナへのスタンスはどうなっているのか!
恐いので考えるのはやめにします


ああそうそう、ご報告せねば
日×会のあの夜
あの三人は夜中の三時まで・・・だったそうです
それのしてもすごいのは安藤哲也氏
昼の3時から講演を始めて
5時から立食パーティ、7時二次会、9時三次会
ずっと休みなしで三次会が終わった11時から明けて3時まで

4時間も二人を相手に・・・すごい

尊敬します、だって時計が一回転ですよ

ああこれくらいの体力(精力)がないと
カリスマ店長は務まらないんだなと感服した次第です。
posted by パルナ書房 at 02:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 本屋稼業〜雑感

2007年02月12日

百人一首

なぞり書きが流行った昨年、各社から古典物が大量に発売されました。
百人一首だけでもどれほど出たことでしょうか?
パルナ書房では田辺聖子が監修している角川書店をオススメとしました。
文庫でも田辺聖子がよく売れてますが新潮文庫の白州正子も美しい装丁でよく出ます。
文庫では物足りない人には文英堂の原色小倉百人一首をオススメします。
百首フルカラーで歌のイメージを紹介の上、朗詠CD付きで893円!CDなしだと560円
実は学生向けの参考書です。そのためフォントが小さいのが難点か。
教科書の副読本や参考書には安いのに装丁がいい掘り出し物がたくさんあります。
しかしどれもフォントは小さいですね。中高年には厳しいかな。
原色小倉百人一首では面白くない人にはふくろうの本シリーズをお薦めします。
ふくろうの本 「図説 百人一首」 石井正己 河出書房新社
格調の高い、名品かるたを紹介した大人が楽しめる良書です。


私の百人一首
著者名:白洲正子(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.01
ISBN :9784101379098


原色小倉百人一首
著者名:鈴木日出男(著)
出版社:文英堂
出版年:1997.11
ISBN :9784578100645

posted by パルナ書房 at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 古典

2007年02月11日

源氏物語湖月抄増注 講談社学術文庫



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源氏物語の定番中の定番
これを読まずして源氏物語を語るな。
17世紀に北村季吟が参考文献をまとめ上げたのが源氏物語湖月抄
それに本居宣長の玉の小櫛を足したのが源氏物語湖月抄増注

古文の解説を古文でなされているためまるで英英辞典を読んでいるような感じです。

藤原正彦氏は無人島に持っていく本に
森鴎外の舞姫を上げていますが、
パルナは源氏物語湖月抄増注をお勧めします。


源氏物語湖月抄 上 増注

著者名:紫式部(著)
     北村季吟(注訳)
     有川武彦(校訂)
出版社:講談社
出版年:1982.05
ISBN :9784061583146

posted by パルナ書房 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 古典

本屋はサイコー!のその後

(その前はこちらを参照してください本屋はサイコー!〜スタッフリレー
先日取次主催出版三者の会合、日×会に参加してきました。
毎年この時期に行われる200名近く集まるかなり大きな会合です。

往来堂の初代店長安藤哲也氏が講演されました。
講演後、立食パーティー、二次会、三次会で終わったのが夜中の1時。
壬生浪士殿も参上、三次会にはもタダめしを食いに祇園のメガネ娘が表れ、
会場のすぐ近くの書店に勤めながら自宅が田舎で涙なみだで辞退する娘、
当日に棚卸しで参加できない書店残酷物語を絵に描いたようなT店長等、
まあ、どうでもいい話です。

「町の本屋の復権」が今回の会合のテーマでしたが
安藤哲也氏の講演の結論で
今後生き残る書店は
 メガ書店
 ネットショップ
 セレクトショップ
(恵文社一乗寺やビレッジ・ヴァンガードみたいな店)
とは冗談のような締めくくりでした。

「本屋はサイコー!」新潮OH文庫(詳しくはこちらをご覧くださいスタッフリレー
で私が気になったのは
1.「往来堂」は果たして東京以外でも成立したか?
2.その前進の14坪の田村書店はどんな店だったかです。

安藤氏に直接伺ったとところ、
1.東京と京都以外では不可能とのことでした。
2.田村書店の話は印象に残る話がなかったのは残念。
私としては往来堂以上にとっても気になるので当時のお店を知っている方が是非教えてください。
田村書店こそが町の本屋の復権の一つの答えだったのではないかと思うのです。

三次会まで残った安藤氏はメガネ娘と京都の版元令嬢を両手に消えていきました。
その後どうなったのかは知りません・・・

本屋はサイコー
著者名:安藤哲也(著)
出版社:新潮社
出版年:2001.12
ISBN :9784102901342

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2007年02月10日

日露戦争

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黒船来航から日露戦争まで50年の軌跡

黒船来航は1953年
「太平の眠りをさます上喜撰 たった四はいで夜も寝られず」
と川柳にも詠まれてわずか50年後の1905年には日本海海戦でパーフェクトゲーム
その日本近代の半世紀を司馬遼太郎「坂の上の雲」を中心に編集してみました。
posted by パルナ書房 at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史

書店人のための実用講座

版元受注サイトを中心とした、書店人向けの使えるサイトや情報を共有するコーナです。
ここで紹介した以外でも有益な情報があれば是非お知らせ下さい

◆版元受注サイト〜書店から版元へ直接注文できます。
 ★雑誌も注文可能。←知らない人が多いようです。全雑誌有効ではありませんが大変便利です。今だとCamcamとか

s-book.net小学館グループ 集英社、祥伝社、双葉etc ★ソフトバンクも注文可能
出版共同ネットs-book内にあります。ニューズ出版やjiveなどが便利です。s-bookに登録すれば使えます。登録されている版元-金の星社・草炎社・ランダムハウス講談社・ニューズ出版・jive・ジャパンブック
webまるこ 講談社 Webまるこ
KADOKAWA Web Hot Line 角川書店グループ 主婦の友etc
Book−Order.Net(BON)文藝春秋、新潮、筑摩、中公、 NHKも発注可能に!etc
WINB|河出書房新社河出書房新社
++PHP WEBかけはし++PHP
御用聞きさいとアスキー
るるぶ書店の味方るるぶ JTB
デア・ブックス・ネットデアゴスティーニのサイト、ファイルマガジンのバンクナンバーやバインダーの注文に大変重宝します。
Lマガジンエルマガジンの読者向けサイトですが、買い物かごに商品を入れて発注すると一般向けOR書店向けを選択する仕組みになっています。入荷速度はFAX、電話と同じです。書店向けの説明がなく、わかりにくいです。
◆取次受注サイト
 NOCS9000 日販-書店専用受注サイト、書籍の注文のみならず2日先までの雑誌書籍配本数を表示、定期改正等。

◆取次経由の受注サイト〜いわゆる一般読者向けのネットショップですが、新刊、ベストセラーの客注の重宝します。ただし手数料を取られるので注意。

本やタウン日販のネットショップ手数料本体価格5%+20円 別途月額利用料1800円必要!!
B-Quick TEL03-3927-7244日販電話注文サービス、データベースは本やタウンの在庫と同じです。本やタウンで品切銘柄はB-Quickでも不可です。
手数料は本体価格の7%、1000円以下なら本やタウンよりB-Quickが得。本やタウンと微妙な違いがあります。24時間対応ではないのでPCが使えない書店以外はあまりメリットはないかもしれません。
ブックライナーパルナはこのサービス利用しておらず詳細を知りません、ご存じの書店さんがあればメリット&デメリットを教えてください。

◆便利なサイト
NHK「趣味悠々」等お客様の問合せ時に重宝します。特に過去に放送されたテキストの検索とか。

◆事前注文の受付可能な版元〜全て掲載するときりがないので文庫及び新書を毎月発刊している版元を中心とします。およそ発売2週間前に発注すると新刊発売日に間に合うようです。
WINB|河出書房新社インストール以来売れ筋が続いています、昨年河出文庫がリニューアルして好調。パルナでは「日本書紀」が品切れ!?関西営業担当のT氏も誠実で、フェア等電話で相談したりPOPのおねだりができます。
平凡社別冊太陽の版元、パルナでは年に一度「別冊太陽フェア」をしますが確実に売れますね、30冊以上で延勘。新刊も事前注文可能です。
大和書房モテ本ブームの立役者、昨年末「だいわ文庫」が発刊され「斉藤茂太」、「ユダヤ〜大富豪」を中心に好調、登録すれば毎回FAXで事前注文書を送ってくれます。
三笠書房大手版元&有名作家より確実に売れる知的生き方文庫、町の本屋に欠かせぬフランス書院文庫。表と裏の顔を持つ商売上手な版元ですね。電話すればその都度、注文書をFAXで送ってくれます。

◆FAX注文書フォーマット
FAX注文書フォーマット(右クリック→対象をファイルに保存)最初に必ず番線と住所を書き換える事!!
新規作成ボタンを押すと自動的に新しい注文書が作成されます。(マクロを有効にしてください。)後は書名等を書き込みFAXするだけ。

◆テレビ化情報のチェック〜特にファンタジー系のTV放送のチェックは手間が掛かります。
Yahoo!テレビ版元や取次の情報はあくまで東京での放送。BS2あたりならともかく、関西ローカル(大阪テレビでそれも深夜!)になるとお手上げ。
こちらでYahoo!テレビで番組表の設定を京都にして、書名を入力、検索すると一発でどのチャンネルでいつ何時に放送されるかチェックできます。
◆版元返品了解書〜無伝返品システム開始に伴い逆送が増えました。返品了解取得は大変手間が掛かりますね。
そこで版元へのFAX了解書のフォーマットをエクセルで作成しました。
FAX返品了解書ダウンロード
新規作成ボタンを押すと自動的に新しいページが作成されます。PCの環境によってマクロ実行の問い合わせがあれば「マクロを有効にする」もしくは「はい」を選択してください。
エクセルで作った発注書や返品了解書はプリントせずにFAXソフトを利用して直接PCからFAXすると大変便利で手間が掛かりません。
設定も簡単ですのでぜひお勧めいたします。
以下日販、大阪屋、粟田合同無伝返品システム共通了解書です。雑誌用、書籍用の違いに注意。
雑誌返品了解書プリントアウトして上記の版元からの返品了解書を添えて返品
書籍返品了解書プリントアウトして上記の版元からの返品了解書を添えて返品、下の版元のようにあらかじめ了解者がわかっている場合はこれのみでOK
※無伝返品システム導入によってそれまでフリー入帳だった版元の逆送が起こりました。
京都の版元では「淡交社」「ユニプラン」以外は返品了解書が必要なようです。
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